《2024年7月》 木造2階建 / 敷地:265.81 ㎡ 延床:188.30 ㎡
施工 有限会社 筑羽工務店
インテリアスタイリング 株式会社 Laboratoryy
ライティングプラン 株式会社 LIGHT&DISHES
植栽 浦田庭園設計事務所株式会社
写真 Blitz studio
敷地は、福岡市都心近くにありながら緑地も散在する閑静な住宅地にあるものの、隣地には境界一杯に住宅が建ち、南側は約3mの擁壁及び塀となっている。また風致地区内にあり、法的制限等の条件も厳しい。計画にあたっては、内部のプライバシーを確保しつつ、特に南庭、道路側には多種の植栽を施し、内外に於いて自然豊かで落ち着きのある住まいであることが、周辺環境や景観を向上し、道行く人にとっても親しみのあるものでありたいと考えた。
「螺旋状に繋がる親密な空間」
敷地は前面道路より1m高く、車庫上部の部屋を1階と2階の中間高とすることによって、各部屋が、オープンな階段を中心に、スキップフロア状に繋がる効率的な動線による立体的な構成となるよう図った。シンプルなプランながらも、螺旋状の繋がりが、変化に富んだシークエンス、実際以上の広がり感を生み、各部屋は柔らかな関係を持ちつつそれぞれ個性ある空間となるよう意図した。
「庭、通りとの繋がりによる寛いだ住まい」
各部屋は様々な形で外部と繋がる。特にリビング・ダイニングは南庭への開口を木製建具とし全面開放できる。間口いっぱいのデッキにベンチをしつらえたパーゴラを設けた。外部でありながらも内部のような安心感を持ち、庭と緑を愛する家族にとって、緑に囲われ爽やかな光と風を感じる第2のリビングとして、無くてはならない居場所となっている。
「光と陰影による空間の趣」
主室の大開口・簾戸、他格子戸、障子、可動ルーバー戸等、時と場合に応じた建具の使い方、様々な開口からの四季折々、刻々と移り行く光と陰影が空間に様々な表情を生む。主室のやや粗面の壁・天井の質感は、より陰影の効果を生み、日々の暮らしに自然の光や緑が映える快適な空間となっている。
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